空のイラスト

リリシズムアート(抒情画)の世界が 3種類の空色の傘になりました

美しい空をモチーフにしたオリジナルデザインの傘が3種類、発売されました。

ローズ産業株式会社さんとのコラボ企画KASANOWA project商品です。

 

kasanowa3

 

雨の日が楽しく過ごせるような、まるで晴れた空の下にいる気分になれるような、そんな傘を、という思いでデザインさせていただきました。

 

KASANOWA いしい まゆみ 60CM プリント ジャンプ傘

「晴空(haresora)」
傘「晴空」

「彩空(irosora)」
彩空irokasa

「朧月夜」
朧月夜

どれも空色がとても目に鮮やかな傘になりました!

 

KASANOWA コラボ傘 Shop Page

 

これらの商品に使用されている空の画は、すべてアクリルガッシュによるイラストレーションで、これらの傘のために描きおろしたものです。

 

私が初めて思い通りの絵を描きたいと思ったのは、4,5歳の頃、

「あの青空を見たままに描きたい!」

と、青色の絵具と格闘していたのを今も覚えています。

 

その頃の気持ちを思い出して、自分が出会った「空」を小さイラストボードに描いて、Instagramに投稿するようになりました。

sorairo(sky colors)

現在は170ほどの空が出来ましたが、今後もっとたくさん描いて、ギャラリーの壁面を埋め尽くす展覧会をしたいと考えています。

 

いしいまゆみ Instagram(@art_lyricism)

 

そして、この小さな「空」の作品 “sorairo(sky colors)” で参加させていただいた、アートストリーム大阪2019の会場でお声をかけていただき、今回のコラボ傘が実現しました。

 

大切にしたのは、自分が「欲しい傘」「ワクワクする傘」です。

 

「こんな傘があったらいいな」

が実現し、今はとても嬉しい気持ちです。

 

 

「晴空(haresora)」

haresora

 

様々な季節の、様々な空と雲8種類のイラストで、まるで青空の下にいる様な傘を作りました。

空はすべて、実際に私が見た空を元に描いています。

雨の日が続く毎日も、晴天気分が味わえます。

 

 

 

 

「彩空(irosora)」

irosora

 

様々な時間の空の「彩り」を傘にしました。

こちらももちろん、実際の空を描いています。

「晴空(haresora)」とはまた違った、様々な空の表情が楽しめます。

 

 

 

 

 

「朧月夜」

おぼろ月夜

 

童謡「朧月夜」の世界を傘にしました。

菜の花畠に 入り日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし 春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて にほひ淡し

とても抒情的な淡い春色の傘は、たたんだ時も、とても色合いが綺麗です。

 

 

 

 

いずれの商品も色彩の再現がとても美しく、ローズ産業株式会社様には、とても感謝です。

 

 

 

空を見上げることが好きな方にも、

空を見上げることを忘れている方にも、

ぜひ、空色の傘で雨の日を楽しんでいただきたいです。

 

 

ご購入はこちらの Shop Page からご覧ください。

イラストで見る空・雲の種類②(積雲・積乱雲)

積雲と積乱雲は晴天時に現れる雲です。

青空に白い雲が映えて、描くのも楽しい空模様です。

しかし、発達しすぎると、雲の下では激しい雨が降り、雷や雹(ひょう)を伴う事があり、また、突風が起こることもあります。

いわゆる「夕立」の原因となるのがこの雲です。

 

こちらは「綿雲」

積雲1(綿雲)

子どもがお絵かきで描く雲は、このような綿雲が多いですね。

 

 

積雲2(扁平雲)

夕暮れ時の扁平雲。

 

積雲3

夕陽に照らされた積雲。

 

 

積雲4

これも、積雲の扁平雲の一種かと思われます。

ふわふわと穏やかに流れる雲でした。

 

 

積雲5(入道雲1)

いわゆる「入道雲」です。

「雄大積雲」の愛称が「入道雲」なんだそうです。

僧侶が向かい合って禅問答をしているようなので、「立ち雲」とも言うそうです。

 

積雲6(入道雲)

私は、お天気に関しては素人なので、積雲と積乱雲の明確な違いはよく分かりません。

積乱雲は、鉛直方向に盛り上がって、巨大な塔や山のように見える雲で、積雲よりも、さらに激しい天候の変化をもたらす雲と考えたら良いでしょうか…

 

暑い日に入道雲の先端部分をじっと眺めていると、もくもくと発達していく様子が見られて、とても面白いです。

 

 

参考書籍はこちら

雲の名前の手帖 (ブティックムック―「名前の手帖」シリーズ (No.348))

 

インスタグラムで空のイラストを公開中
Mayumi Ishii(Lyricism art)

 

空をモチーフにしたオリジナル傘出来ました。
くわしくはこちら
 

 

 

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イラストで見る空・雲の種類①(巻雲・巻積雲・巻層雲)

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イラストで見る空・雲の種類①(巻雲・巻積雲・巻層雲)

様々な空をイラストで描いていると、ふと、今まで描いてきた雲の名前が気になりました。

そこで、書籍を参考に雲の名前を紐解いてみることにしました。

 

 

①巻雲(けんうん)

巻雲1

このような、刷毛でサッと描いたような白くて薄い雲です。

沢山の雲の筋が見られる雲は「筋雲」とも言われます。

 

また、

巻雲2

↑このような、鳥の羽のようなものもあります。

 

「巻」の字の付く雲は、空の最も高いところに浮かんでいるそうで、雲粒は氷の結晶でできているそうです。

 

 

 

②巻積雲(けんせきうん)

巻積雲1

白い小石を敷き詰めたような、小さな塊の寄り集まった雲。雲に陰影は無く、全天に広がらないのが、特徴です。

いわゆる、鰯雲・泡雲・鱗雲なども、巻積雲の仲間です。

 

巻積雲2

↑こちらも、巻積雲だと思われます。

「巻」の付く雲は兄弟のようなもので、互いに姿を変えながら流れていくようです。

 

 

③巻層雲(けんそううん)

巻層雲

薄くて白いベールのような雲。

筋や毛のような繊維組織が見られることもあります。雲の粒が氷の粒でできていることから、氷がプリズムの役目をして、巻層雲を通して太陽や月を眺めると、その周りに薄っすらと虹色の暈ができることがあります。

 

これら、巻雲の仲間は、低気圧が近づくと現れる雲で、天気が下り坂であることを告げる空模様となります。

 

参考書籍はこちら

雲の名前の手帖 (ブティックムック―「名前の手帖」シリーズ (No.348))
 

 

インスタグラムで空のイラストを公開中
Mayumi Ishii(Lyricism art)

 

 

空をモチーフにしたオリジナル傘出来ました。
くわしくはこちら

 

 

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