様々な空をイラストで描いていると、ふと、今まで描いてきた雲の名前が気になりました。
そこで、書籍を参考に雲の名前を紐解いてみることにしました。
①巻雲(けんうん)
このような、刷毛でサッと描いたような白くて薄い雲です。
沢山の雲の筋が見られる雲は「筋雲」とも言われます。
また、
↑このような、鳥の羽のようなものもあります。
「巻」の字の付く雲は、空の最も高いところに浮かんでいるそうで、雲粒は氷の結晶でできているそうです。
②巻積雲(けんせきうん)
白い小石を敷き詰めたような、小さな塊の寄り集まった雲。雲に陰影は無く、全天に広がらないのが、特徴です。
いわゆる、鰯雲・泡雲・鱗雲なども、巻積雲の仲間です。
↑こちらも、巻積雲だと思われます。
「巻」の付く雲は兄弟のようなもので、互いに姿を変えながら流れていくようです。
③巻層雲(けんそううん)
薄くて白いベールのような雲。
筋や毛のような繊維組織が見られることもあります。雲の粒が氷の粒でできていることから、氷がプリズムの役目をして、巻層雲を通して太陽や月を眺めると、その周りに薄っすらと虹色の暈ができることがあります。
これら、巻雲の仲間は、低気圧が近づくと現れる雲で、天気が下り坂であることを告げる空模様となります。
参考書籍はこちら
雲の名前の手帖 (ブティックムック―「名前の手帖」シリーズ (No.348))
インスタグラムで空のイラストを公開中
Mayumi Ishii(Lyricism art)
空をモチーフにしたオリジナル傘出来ました。
くわしくはこちら
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