春夏秋冬、それぞれの空の特徴を描くことは、それほど難しいことではありません。
まずは、春の空。
このように、天頂の辺りにすこし紫がかった青を使うと、春らしくなります。
そして、遠くの景色は、ぼんやりと霞がかかったように描きます。
夏の空は、緑がかっているというか、ターコイズブルーをコバルトブルーに混ぜてグラデーション。そして、入道雲。
景色のなかの緑も濃く。
秋は一年で最も「薄い」水色の空。
高く、澄んだ空の色をいつも模索しています。
鱗雲や巻雲など、秋ならではの雲の形にも注目して描くのが楽しい季節です。
冬の青空は、一番深く、濃い、「宇宙の青」を感じます。
最も空気の綺麗な季節でもありますので、青の奥底に「黒」が潜んでいるような、そんな色を感じます。
天頂あたりにはウルトラマリンブルーとコバルトブルーを使い、色の深さを表現したいと願いながら描きます。
※こちらで紹介した作品は、すべてターナーのアクリルガッシュを使用しています。
今回は、春夏秋冬の「青空」に注目して、私のイラストレーションを参考に見ていただきました。
客観的に見て、自分がちゃんと描き分けられているのかどうかは、皆様の評価に委ねなければなりませんが、一番大切なのは、
「これは、春の空なんだ!」
という、自分自身の納得、そういったものではないかと。
他人を納得させる前には、まず自分ですね。
空をモチーフにしたオリジナル傘出来ました。
くわしくはこちらをご覧ください。
コメント
Comments are closed.