春夏秋冬 それぞれの空の色

それぞれの季節ならではの
空の色ってありますよね。

雲の形なんかは分かりやすい
見分け方ですが、実は雲ひとつない

「晴れた日の青空」

でも、その季節っぽい空の色
というのはあります。

まず、

「春の空」は、天頂近くに
なるほど、ほんのりと青紫色を
帯びていく感じです。
そして地面に近い方はすこし薄い青
真ん中あたりは、意外にしっかりと
した色です。

春の空

「夏の空」は、一番描きやすいかも
知れません。
上の方はセルリアンブルーと
コバルトブルーを半分ずつ混ぜたような
しっかりとした青色。
下にいくぼど、やや黄色みのある薄い青
(セルリアンに白を多めに混ぜる)

そして入道雲などを描けば夏の空って
感じになります。

夏の空

「秋の空」は、全部の季節の中で
一番薄い、「水色」です。
でも、ぼんやりしているのではなく、
清々しさ、みたいなものが感じられる
色。
雲は鱗雲や鰯雲、私は巻雲とかを
描くのが好きです。

秋の空

そして、

「冬の空」特によくはれた日の青空の
天頂近くの空色は、黒に近いと
私は感じます。
大気が澄んでいるので、宇宙の色が
見えるのかも?
などと考えたりします。

冬の空

でも、実際に描くときは、さすがに
黒は混ぜられませんので、
ウルトラマリンブルーと
コバルトブルーを混ぜたりします。

ここに書いたのは、季節の空の一例で、
実際、空の色は毎日、刻一刻と変化して
いますし、出来ればスマホから顔を上げて

今日の空の色

を観察してみると、
面白い発見があるかも知れません。

 

インスタグラムで空のイラストを公開しています。
Lyricism art(Mayumi Ishii) instagram

 

 

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2021.10/15(金)~10/19(火) 11:00~19:00 最終日17:00まで

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「夏空と入道雲の描き方」

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コメント

  1. あき より:

    子供の頃、昭和50年代か。運動会などでの秋の空の色が忘れられません。

    どこまでも青く澄み「薄くない」ブルーでした。

    “天高く馬肥ゆる秋”

    がぴったりの空でしたよ(^ ^)

    近年は秋に晴れても、薄い霞がかった水色ですね。

    1. gaga より:

      昭和50年代、私は中学~高校~大学生でした。
      昭和53年、西城秀樹さんがうたっていた「ブルースカイブルー」のイメージ。
      秋、昔はもっと青が濃かったと思うのは、気のせいでしょうか?

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