ここでは、アクリルガッシュによる、曇り空の描き方を説明していきます。
曇り空は描いてみたら、意外と描きやすいです。
使用する絵具はほぼ、この5色。
左から、ホワイト、コバルトブルー(ヒュー)、ウルトラマリン、ミキシングバイオレット、藍鼠(あいねず)。
これに、隠し味として、レモンイエローとローズピンクを加えますが、無くても十分です。
両面にジェッソを塗ったイラストボードに描いていきます。
ちなみに、私は筆は使わず、このような、ステンシル用のスポンジで色をのせています。
①まず、雲の色の中で、中間くらいの暗さの色を置いていきます。
ホワイト+藍鼠(あいねず)+コバルトブルー+バイオレットを混ぜて色を作ります。
②次に、雲の色の中で、一番濃い色を載せます。
使用絵具は、藍鼠(あいねず)+コバルトブルー+バイオレット(暗さの度合いによってはホワイトで明るくします)
③今度は一番明るい部分に絵具を置きます。
(①で混色して作った絵具にさらにホワイトをたくさん混ぜて、明るい雲の色を作ります。)
④再び、濃い色の部分を置いて、メリハリを付けます。
⑤ ①で使用した中間色で全体を馴染ませ、一番明るい部分にホワイトをのせます。
このとき、ホワイトのまわりに、レモンイエローとローズピンクをほんの少しだけ(分かるか分からないか…という程度に)のせると、よりリアルになります。
これで、完成です。
曇り空を描く機会はあまりないかもしれませんが、いざ、描こうとすると(特にアクリルガッジュで)あまり参考になるものが無いかも…?と思い、解説を作ってみました。
パステルなどでも、応用できるかと思いますが、透明水彩やカラーインクなどでは、また違ってくるかも知れません。
参考記事