絵具の塗り方タイプ(塗り残す人 塗り重ねる人)

 

あなたは絵を描く時、色を塗る時、塗り残していきますか?
それとも、どんどん上に色を塗り重ねていきますか?

私は明らかに後者

「塗り重ねる人」 です。

これは、どちらが良いとか、悪いとかではなく、性格というか、個
人の嗜好によるものだと考えますが、どうやら世の絵を描く人は、
どちらかのタイプに分かれるのではないでしょうか。

私は、小さい頃から、“白い部分を塗り残す”

ということが苦手でした。

だから、油彩画やガッシュで塗り重ねながら描くことが性に合って
いたということなのでしょう。

ですので、“塗り重ねる”タイプの方は、きっと私の技法は“合う”

のではないかと思います。

でも、一方で、実はカラーインクや色鉛筆のイラストにとても心惹
かれますし、いいな~と心の底では羨ましく思っているのです。

私の原点である雑誌「詩とメルヘン」に掲載されていたイラストも、
事実、永田萌先生や黒井健先生など、カラーインクや色鉛筆を用い
て描かれたものが多く、私自身ももちろん、自分で色々な画材を試
して描いてみた経験があります。

しかし、やはり、思ったようには描けませんでした。

その、羨ましい気持ち、その世界、抒情的な世界を自分に合った技
法で作品にしたい、という思いが、今の私の技法を生んだと言える
のかも知れません。

 

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