ツバメは春になると日本各地に飛来して、2回の子育てをし、秋には越冬のため、マレー半島、フィリピン、台湾、オーストラリアへと、渡って行きます。

ツバメが渡りの時に、一日に飛ぶ距離は、何と300kmとも!
スピード、距離共に素晴らしい飛行能力なのですね。
 

ところで最近、近所を散歩していると、今まで観たことのない作りのツバメの巣を発見しました。

 

 

ふつう、ツバメの巣って、こんな感じですよね。

(これは、その問題の巣の隣にあった、普通の巣。おそらく抱卵中です。)

ツバメの巣1

 

ツバメの巣は、スズメに乗っ取られたりカラスに襲われたりして、なかなか雛を無事に育てるのが大変…

と見聞きしていました。

 

そこで、なのか?

実に画期的なセキュリティ対策万全の巣を、ついに作り上げたのか!?

と、この巣を見た時は驚きました。

 

それが、この巣。

ツバメの巣革命

 

何とこの巣、入り口が、壁に向かって左側に作られているのです。

正面から見ると、一瞬、どこにも入口がないように見えます。

 

しかも、今までのお椀型に壁にくっついていた形とは違い、ドーム型にすっぽりと雛を守ることが出来ます。

 

ただ、私が初めて見ただけで、もしかしたら他にも同じようなものが作られているかも知れません。

 

生き物たちの知恵は、人間が思っているよりずっと、優れているに違いない、といつも思います。