アート

「りすとかえるとかぜのうた」うえだまこと

最近、絵本を衝動買いするということが無かったのですが、書店で見つけ、久々に気に入って購入してしまったのが、この絵本です。

 

「りすとかえるとかぜのうた」うえだまこと

 


りすとかえるとかぜのうた

 

何だか『とてもいいな』と思ったのです。

 

でも、しばらくはなぜそう思ったのかよく分かりませんでした。

そうして、暫く考えてから気付いたのが、

 

“眺めていると力が抜ける”

 

ということでした。

もちろん、良い意味で。

 

りすが小舟を手に入れ、友だちのかえるくんのところへ行くのですが、かえるくんはちょうどどこかへ出かけるところで、川へ飛び込んでしまい、りすは会えずに、この小舟でかえるくんと旅することを夢見ます。
いつのまにか眠ってしまったりすの小舟はいつの間にか、りすの家のそばまで流されていて…

というのが、この絵本のお話ですが、とにかくりすがかわいいと思いました。
特に、かえるくんに呼びかけられて、目を覚ましたりすが可愛らしいのです。

 

しずかで、やさしい、川の風景と、水の音と風。

 

ことばと絵を見ているだけで、肩から力が抜けて、幸せな気持ちになってくる、不思議な絵本です。

旅することがままならない今、旅を夢見て、自分が今在る場所の風景をあらためて眺めてみるのも良いのかも知れません。

 

「りすとかえるとかぜのうた」うえだまこと BL出版 2020年

2021年カレンダーと原画・版画展

絵本作家・イラストレーター47名による
I.F.N 2021年カレンダーと原画・版画展
2021年カレンダーと原画・版画展

に参加いたします。

2020年10月21日(水)~11月7日(土)期間中無休

11:00~19:00(最終日17:00)

 

CAFFEE&GALLERY ゑいじう

新宿区荒木町22-38

Tel/Fax 03-3356-0098

地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目」より徒歩6分

都営地下新宿線「曙橋」より徒歩5分

※曙橋からご来店いただく場合は、新坂をのぼって左折してください。

ゑいじうHP

 

問い合わせ先/主催 (株)アイエフエヌ HP

 

2021年のカレンダーは、2020年に引き続き、

「空色図鑑」(CDケース入り)です。

原画も3か月分展示致しますので、お近くにお越しの際はぜひ。

 

 

アイエフエヌHP等にて通信販売も始まりました。

詳しくはこちらをご覧ください。

アートって何だろう?(13歳からのアート思考)

現代アートが分からない。

アートって一体何なのか分からない。

 

と、ずっと思っていました。

 

仮にも「アート」をするのであれば、当然「アート」を少しは勉強しなくては!と、いろいろな本を読んだりして、自分なりに『何となく』朧げに分かってきたような気がしますが、では、どうして現代のアートは、こんなにもよく分からないのか?というのが、自分の中で説明出来ませんでした。

 

そこのところを分かりやすく説明してくれているのが、

「13歳からのアート思考」末永幸歩 ダイヤモンド社 です。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

この本によると、「アート」とは植物の「花」(表現)だけではなく、「興味のタネ」「探求の根」から出来ており、アートにとって重要なのは、時間的にも空間的にも大部分を占める「探求の根」であるとしています。

そう言う意味で、レオナルド・ダ・ヴィンチは、真にアーティストであり、20世紀の代表的なアーティストである、マティス、ピカソ、カンディンスキー、デュシャン、ポロック、ウォーホルがそれぞれ乗り越えてきた表現の壁、についても、「そうだったのか!」という、目から鱗の解説がなされています。

 

マティスが乗り越えたもの

アート=美しいもの

 

ピカソの乗り越えたもの

アート=正しい描写(遠近法)

 

カンディンスキーの乗り越えたもの

アート=「何か」分かるもの(具体的な「物」)を描くということ

 

デュシャンの乗り越えたもの

アート=手間をかけて創作したものであるということ

 

ポロックの乗り越えたもの

アート=形あるものを「描く」ということ

 

ウォーホルの乗り越えたもの

アート=オリジナリティ

 

長い時間をかけて、人びとが培ってきた、アート(芸術)の概念を壊してきたのが、20世紀以降の現代アートであり、我々が、常識だと思っている事を、打ち破り、表現した「アート」をどのように鑑賞するのかも、かなり重要で、答えのない現代の世界を生きていくために、「アート鑑賞」は必要なものになってくるということでした。

正解のない自分なりの「答え」を出し、「答え」の無い世界を生き抜いていくための「アート」。

これが、現代アートに課せられた役割。

でも。

現代にも残る過去の古い芸術作品は、表現の違いこそ様々ですが、現代の我々が見ても「美しい」と思うからこそ、数千年、数百年、残ってきたものだと思います。

果たして現代に数多あるアート作品が、(人類が存続しているとして)数百年後も存在出来ているのかどうか、というのは、とっても疑問ではあります。

ちなみに、マティスやカンディンスキーは私は割と好きですが、誰の目にも美しいのかどうかは分かりません。ましてや数百年後となると…未来人の感性がどうなっているか分かりませんよね。

 

未来の事は分からないから、表現者の立場から考えてみれば、やはり自分の「興味」と「探求心」の「花」を自分なりに咲かせることが出来れば、アーティストと言えるのでしょう。

では、自分のアートは、果たしてどうなのか?

今一度考えてみたいと思います。