日記

2021年カレンダーと原画・版画展

絵本作家・イラストレーター47名による
I.F.N 2021年カレンダーと原画・版画展
2021年カレンダーと原画・版画展

に参加いたします。

2020年10月21日(水)~11月7日(土)期間中無休

11:00~19:00(最終日17:00)

 

CAFFEE&GALLERY ゑいじう

新宿区荒木町22-38

Tel/Fax 03-3356-0098

地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目」より徒歩6分

都営地下新宿線「曙橋」より徒歩5分

※曙橋からご来店いただく場合は、新坂をのぼって左折してください。

ゑいじうHP

 

問い合わせ先/主催 (株)アイエフエヌ HP

 

2021年のカレンダーは、2020年に引き続き、

「空色図鑑」(CDケース入り)です。

原画も3か月分展示致しますので、お近くにお越しの際はぜひ。

 

 

アイエフエヌHP等にて通信販売も始まりました。

詳しくはこちらをご覧ください。

アートって何だろう?(13歳からのアート思考)

現代アートが分からない。

アートって一体何なのか分からない。

 

と、ずっと思っていました。

 

仮にも「アート」をするのであれば、当然「アート」を少しは勉強しなくては!と、いろいろな本を読んだりして、自分なりに『何となく』朧げに分かってきたような気がしますが、では、どうして現代のアートは、こんなにもよく分からないのか?というのが、自分の中で説明出来ませんでした。

 

そこのところを分かりやすく説明してくれているのが、

「13歳からのアート思考」末永幸歩 ダイヤモンド社 です。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

この本によると、「アート」とは植物の「花」(表現)だけではなく、「興味のタネ」「探求の根」から出来ており、アートにとって重要なのは、時間的にも空間的にも大部分を占める「探求の根」であるとしています。

そう言う意味で、レオナルド・ダ・ヴィンチは、真にアーティストであり、20世紀の代表的なアーティストである、マティス、ピカソ、カンディンスキー、デュシャン、ポロック、ウォーホルがそれぞれ乗り越えてきた表現の壁、についても、「そうだったのか!」という、目から鱗の解説がなされています。

 

マティスが乗り越えたもの

アート=美しいもの

 

ピカソの乗り越えたもの

アート=正しい描写(遠近法)

 

カンディンスキーの乗り越えたもの

アート=「何か」分かるもの(具体的な「物」)を描くということ

 

デュシャンの乗り越えたもの

アート=手間をかけて創作したものであるということ

 

ポロックの乗り越えたもの

アート=形あるものを「描く」ということ

 

ウォーホルの乗り越えたもの

アート=オリジナリティ

 

長い時間をかけて、人びとが培ってきた、アート(芸術)の概念を壊してきたのが、20世紀以降の現代アートであり、我々が、常識だと思っている事を、打ち破り、表現した「アート」をどのように鑑賞するのかも、かなり重要で、答えのない現代の世界を生きていくために、「アート鑑賞」は必要なものになってくるということでした。

正解のない自分なりの「答え」を出し、「答え」の無い世界を生き抜いていくための「アート」。

これが、現代アートに課せられた役割。

でも。

現代にも残る過去の古い芸術作品は、表現の違いこそ様々ですが、現代の我々が見ても「美しい」と思うからこそ、数千年、数百年、残ってきたものだと思います。

果たして現代に数多あるアート作品が、(人類が存続しているとして)数百年後も存在出来ているのかどうか、というのは、とっても疑問ではあります。

ちなみに、マティスやカンディンスキーは私は割と好きですが、誰の目にも美しいのかどうかは分かりません。ましてや数百年後となると…未来人の感性がどうなっているか分かりませんよね。

 

未来の事は分からないから、表現者の立場から考えてみれば、やはり自分の「興味」と「探求心」の「花」を自分なりに咲かせることが出来れば、アーティストと言えるのでしょう。

では、自分のアートは、果たしてどうなのか?

今一度考えてみたいと思います。

 

ART stream 2019(アートストリーム大阪)出展記録

 

2019年 9/6~8 3日間にわたり大阪・大丸心斎橋店14階にて開催された、「アートストリーム2019」に出展参加いたしました。

アートストリーム2019_1

 

私にとっては、初めてのアートイベント。

それこそ絵は物心ついた時から描いていましたが、自分の描いているものは、「イラストレーション」や「抒情画」というような感じのものであって、「アート」であるという認識はほぼ無かったので、こういったイベントには今まで無縁でした。

ところが、昨年1月、突然、

「得意の空をいっぱい描いたら、綺麗かも?」

と、思い立ち、描き始めたら、

 

「これって、『アート』かも?」

アートストリーム大阪2019空色


「これならアートイベントに出せるかも?」

 

と、一念発起。出展申し込みをいたしました。

出展には審査があり、作品ファイルを提出しなければなりません。

どうにか作品ファイルを作り、応募したところ、無事審査を通過の連絡が入ったのは6月。

 

私が応募したのは、サイズC 幅180cm×高さ240cmの木工パネル(パネル色:白)のブース。

 

この壁面を1空10cm×10cmの作品で埋めるには、120空(枚)は必要!という計算になり、どうにかこうにか、必要枚数は達成することができました。

その後、運営事務局からチラシとポストカード、出展ガイドが送付されて来ました。
ここで初めて自分のブースの場所が何処になったかが分かりました。

 

大丸心斎橋店北館14館はホールブースと劇場ブースに大きく分かれており、私は劇場ブース側の真ん中付近でした。
『どちらかというと』ホールブースの方がメイン会場感は否めないのですが、
「何しろ初めてだし、いいかな、」という感じでした。

 

ちなみに、私の身長は約150cm。

どうやってひとりで展示作業をするのかが、私にとっては大きな問題でしたが、高さ39cmの踏み台(折りたたみ式)を購入し無事(?)解決!

↑こういう感じの踏み台(私のは白です)

 

ちゃんと予定通りに展示作業は終了出来ました。

アートストリーム2019展示風景

何しろ初めてですから、初めは緊張しておりましたが、だんだん楽しくなってきて、あちらこちらのブースを訪ねて他の出展者の方々とお話したり(人見知りなのに!)
会場をウロウロしてしまいましたので、自分のブースに居る時間が短くなってしまったのはちょっと失敗だったと後で気が付きました…

 

2日目(7日)は、午後から各賞の審査と表彰式。

私は残念ながら賞には入りませんでしたが、こちらの劇場ブースからの受賞者が多数で、決してどちらが有利とか、そういう問題じゃないんだと思いました。(会場の明るさ・照明が大きく違うので、作品に合う・合わないはあるかも知れません)

 

3日目の最終日は賞も決まり、皆さんリラックスして、受賞された作品を見に行ったり、いろいろお話したりして楽しみました。

アートストリーム入り口

私は今回、ポストカード、カレンダー、手作りコースターなどの物販も行いましたが、『もしかしたら』あまりやらない方が良いのかも?とも感じました。

アートストリーム展示風景

でも、私としては今回、物販もして、いろんな方からお声かけ頂いて、良かったなぁと思っています。

 

また、この2か月後、11月に開催予定だった大阪・南堀江のART HOUSEでの個展の案内ハガキも配布することが出来ました。
個展の際、「アートストリームを見て来ました」と、言ってくださったお客様も数名いらっしゃったので、やはり効果はあったと思います。

 

初めてのアートストリームの感想は、「とても楽しかった」そして「参加してよかった」です。
少しですが、仕事にもつながりましたし、いろんな方とお話することもできました。

反省点としましては、初日と2日目はなるべく自分のブースに留まっていた方が良かった、という点と、グッズの販売は控えめにした方が良いかもしれない、ということ。

そして、アートイベントに参加する意義は、自分を知らない人に、自分とその作品を知ってもらう場であることを自覚することが大切だったと知った、ということでしょうか。

 

次回、またアートイベントに参加する際は、いろいろ改善して挑もうと思います。

sorairo (sky colors) 空を描く

2019年1月から描き始めた “sorairo(sky colors)”

10cm×10cmのイラストボードに無数の空を描いていくというアート作品です。

 

私が一番最初に「描きたい!」と思ったのは、「青空」だったということを思いだし、小さなイラストボードに描いて、並べてみると、とても綺麗だな~と思ったのが、2019年の1月。

そして、この描いた空ばかりをUPするインスタグラムを始めたのが、2月です。

Instagram art_lyricism(Ishii Mayumi)

 

この作品で私が決めていることは、

・同じ日の空はなるべく描かない事(時々同日の空をうっかり描くこともあります)

・必ず、自分がこの目で見た「空」であること。(これは絶対です)

の2点です。

 

 

これが、最初に描いた記念すべき(?)一枚目

sorairo#1

sprairo#1

作品の裏には、番号と描いた日、サイン、作品の空の日付と時刻、場所を記入しています。

 

ちなみに、空の描き方については、下記の記事をご参照ください。

春の空を描く

曇り空(曇天)を描く

 

どんどん描いてゆき、1か月で20空

 

約3か月で50空達成

空色50空達成

 

約7か月後には100空を達成いたしました。

 

空色100空達成

 

 

そして、この“soraoro(sky colors)”をメインに

2019年9月6~8日に開催された、大阪・大丸心斎橋店での「アートストリーム2019」に参加いたしました。

その時の様子についてはこちらをご覧ください。

 

 

空色(sky colors)

写真は展示の様子です。

 

長年、「抒情風景画」「メルヘンイラスト」と呼ばれる作品を描いてきましたが、自分で「アート」と呼んでも良いのでは?と思えた作品は、“sorairo(sky colors)” が初めてでした。

そして、この作品を通じて、色々な新しい経験が出来ましたし、新しい出会いもたくさんありました。

 

空は毎日そこに在って、けれど一刻も同じではなく、いつも美しいので、無限に描くことが出来ます。そして、思い通りに描けたときは、とても楽しいし、嬉しいです。

 

まだまだたくさん描いて、夢はギャラリー壁面を埋め尽くす展示をすることです。

 

 

 

その空色イラストの中から12か月の代表的な空模様を選んで、2020年のカレンダーを作りました。

空色カレンダー1

 

2020年CDケース入り「空色図鑑」カレンダー
株式会社I.F.Nより発売中です。

 

2020年カレンダー12か月

 

 

I.F.NのHPより購入できるほか、

アートマルメロのHPからも通販可能です。

 

また、大阪・北堀江のART HOUSE店頭でもお取り扱いいただいております(事前に在庫をお問い合わせください)
※2020年1月末頃まで

 

 

 

いしいまゆみ 抒情風景画展 (Lyricism Landscape Illustrations)

Lyricism Landscape Illustrations いしいまゆみ 抒情風景画展
が、2019/11/7(木)~11/11(月)まで、大阪市西区北堀江の ART HOUSEにて開催されます。

いしいまゆみ個展DM1

OPEN 11:00~19:00
〒550-0014 大阪市西区北堀江1-12-16
Tel 06-4390-5151

大阪メトロ 四つ橋線四ツ橋駅より徒歩1分

ART HOUSE HP

いしいまゆみ個展DM 地図

 

ART HOUSEさんでは、今まで何度かグループ展をさせていただいたり、企画展に参加させていただいたりしていたのですが、個展は、これが初めてとなります。

そして、自分で企画して、時間をかけて、自分で開催するという意味でも、本当に初めての「個展」となります。

 

季節の移ろいや、空の色の変化、童謡をテーマとした風景画など
長年、描いてきた「抒情画風景画」=Lyricism Art
で、暫ししずかな時の流れを感じていただけるような展覧会にしたいと考えております。

 

I.F.N 2020年カレンダーと原画・版画展

2019年10月22日~11月2日まで開催される、

「絵本作家・イラストレーター72名による 2020年カレンダーと原画・版画展」に参加いたします。

2020年カレンダー展

 

CAFFEE&GALLERY  ゑいじう

11:00~19:00(最終日17:00まで)期間中無休

新宿荒木町22-38

地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目」より徒歩6分

都営地下鉄新宿線「曙橋」より徒歩5分

 

会場では、カレンダーはもちろん、原画・版画も販売があります。

カレンダー展地図

 

私の2020年カレンダーは「空色図鑑」です。

ifn2020カレンダー表紙

 

11月以降、通販でもご購入いただけるようになります。

(詳細は追ってお知らせいたします)

 

 

旅するYogiYogi 第8弾 大阪・茨木編

8月に開催された、八ヶ岳編に続き、10月4日から
「旅するYogiYogi 第8弾 大阪・茨木編」に参加します。

Art Space Blanco アートスペース ブランコ
大阪府茨木市奈良町6―14

2019年10月4日~22日
※お休み・OPEN時間が少し不定期になっておりますので、日程にご注意ください。

 

旅するYogiYogi大阪編1
そして、大阪・茨木編もイベントが盛りだくさんです。

旅するYogiYogi大阪編2

私は手作り絵本とイラスト原画を少しで参加させていただきます。

 

会場は、築約90年の民家の趣を残した建物だそうで、とっても楽しみです♪

 

アートストリーム2019 

アートストリーム2019 9/6(金)~8(日) 参加します。

 

アートストリーム2019_1

 

 

アートストリーム2019_2

参加は初となります。

会場には3日間居ります。お気軽にお声かけください。

 

 

旅をするYogiYogi(手作り絵本と楽しい催し)

山梨県北杜市のギャルリ イグレグ八ヶ岳で開催される、

旅をするYogiYgi(第8弾 八ヶ岳編)が2019年8月1日~19日に開催されます。

 

私も手作り絵本とイラスト原画で、ちょっぴり参加いたします。

 

旅Yogi DM1

旅Yogi DM2

 

YogiYogiは、元々、大阪・千里山にあった手作り絵本と雑貨のお店で、とても素敵な空間でした。その後、千里山から、大阪・茨木市に移転されましたが、現在店舗が耐震工事中のため、全国いろいろな場所に旅に出られています。

 

 

過去の旅をするYogiYogiの様子

旅Yogi2018

 

今年は、昨年に引き続き、山梨県のギャルリ イグレグ八ヶ岳での開催です。

 

本当にかわいくて素敵なギャラリーです。

ギャラリーイグレグ外観

 

そして、ギャラリーの中は、びっくり、YogiYogiさんの世界が見事に再現されていました。

 

 

今年も30名余りの作家による手作り絵本や、トーク企画、アカペラライブ、イラスト原画の展示、雑貨や絵本の販売など、盛りだくさんの内容となっております♪

 

八ヶ岳方面に旅に来られる際は、ぜひ少し足を延ばしてお立ち寄りくださいね。

 

 

 

 

ツバメの巣革命?

ツバメは春になると日本各地に飛来して、2回の子育てをし、秋には越冬のため、マレー半島、フィリピン、台湾、オーストラリアへと、渡って行きます。

ツバメが渡りの時に、一日に飛ぶ距離は、何と300kmとも!
スピード、距離共に素晴らしい飛行能力なのですね。
 

ところで最近、近所を散歩していると、今まで観たことのない作りのツバメの巣を発見しました。

 

 

ふつう、ツバメの巣って、こんな感じですよね。

(これは、その問題の巣の隣にあった、普通の巣。おそらく抱卵中です。)

ツバメの巣1

 

ツバメの巣は、スズメに乗っ取られたりカラスに襲われたりして、なかなか雛を無事に育てるのが大変…

と見聞きしていました。

 

そこで、なのか?

実に画期的なセキュリティ対策万全の巣を、ついに作り上げたのか!?

と、この巣を見た時は驚きました。

 

それが、この巣。

ツバメの巣革命

 

何とこの巣、入り口が、壁に向かって左側に作られているのです。

正面から見ると、一瞬、どこにも入口がないように見えます。

 

しかも、今までのお椀型に壁にくっついていた形とは違い、ドーム型にすっぽりと雛を守ることが出来ます。

 

ただ、私が初めて見ただけで、もしかしたら他にも同じようなものが作られているかも知れません。

 

生き物たちの知恵は、人間が思っているよりずっと、優れているに違いない、といつも思います。