クリスマスの絵本は、世の中にたくさんありますが、
私にとっては、クリスマスといえば、「こうさぎましろのおはな
し」です。

子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)

とってもシンプルな絵柄なのですが、なぜか印象的で、白い画面が
雪の白さを感じさせるのか、このお話にはこの絵柄しかない感じが
するのがとても不思議です。

サンタクロースにプレゼントをもらったこうさぎのましろが、
もうひとつプレゼントをもらえる方法を思いつき、別のうさぎの子
の姿に化けて、サンタクロースのおじいさんからサンドイッチと何
かの種をもらいます。

しかし、体につけた炭のいろがとれなくなった、ましろはとても反
省し、もらった種を神様に返すために、雪を深く掘って土に埋めま
す。

その間にましろの体は元の真っ白にもどりました。

そして、その一年後、ましろが植えた種は、輝く大きなクリスマスツ
リーに成長し、たくさんのプレゼントを実らせます。

ましろはサンタクロースのおじいさんやほかのどうぶつの子どもたち
といっしょに子どもたちにプレゼントを配
るお手伝いをするのでした。

プレゼントの成る木!
想像しただけで、ワクワクするアイテムです。

その木を見つけたましろが、サンタクロースに報告しに行くシーン
が、何だか感動します。

白うさぎといえば、「ましろ」という名前をつけるひとが、私たち
の世代…もしかしたら今も?けっこういらっしゃるのでは?と思い
ます。