銅版画をやってみたいと思ったのは、もう10年以上前。
なのに、ようやく始めたのは、ごく最近。
なかなか始められなかったのは、
①教室のある場所が遠い(片道2時間近くかかる)
②何か道具とか大変そう
③未知の世界なので、ちょっと尻込み
そんなこんなで、グズグズしているうちに10年…
しかし、偶然、銅版画を習っておられる方に出会い、その教室が以
前から気になっていたところで、『とても自由な感じで創作出来
る』と、お聞きし、意を決して始めることに。
いざ、始めてみたら、何でもっと早くはじめなかったのかな~?と
思うほど楽しくて、奥深い世界です。
技法も本当にたくさんあって、始めて1年以上たっても、まだ、銅
版画の世界の入り口で、ウロウロしてる感じです。
したがって、言い訳ではないですが、まだ、自分の『作品』と言え
るほどの作品はできてないなぁ…というのが現状です。
ちなみに、私は銅版画技法の中の「メゾチント」という、黒の美し
い版画に憧れていて、入学してからすぐに、先生に、
「メゾチントがしたいです!」
と言いますと、
「え~大変よ~」
と、言われましたが、とりあえず小さなサイズで試みてみたのです
が…
…大変でした。
ベルソーというギザギザのついた、道具で銅板にキズを付けていく
のですが、これが初心者には、本当に大変(初心者でなくても大変
…)で、途中、泣きそうでした(笑)
でも、出来上がりは、そこそこ満足。
どんな絵でも、銅版画にすると、何だか知的でカッコいい感じがす
る。
これが銅版画の魅力のひとつでもあります。
ちなみにこちらは、
エッチング+ドライポイント+アクアチント
を使用した作品です。